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サイディングは素材によっては塗装の必要はありません。が、このゴム状のシーリング部分のメンテナンスは重要です。
今回は西宮市N様邸の外壁シーリング打替工事のご報告です。
施工前のシーリングの状態です。
ひび割れ、はがれが見られます。
外壁材として高性能なサイディングでも、このつなぎ目のシールの状態には気を付けなければいけません。
カッターで切り込みを入れれば、手でポロポロと簡単にはがせます。
というのは、シーリング材が、雨や日光によって傷んで、
壁とくっついているところが弱くなってきてしまうからです。
まるで接着力がなくなって、べろーっとめくれてしまっているお家もたまに見かけます。
外壁がサイディングのお家は、こういったシールが割れたところから雨水が浸入しても、
なかなか抜けにくい構造になっていることが少なくありません。
縦に一本めくったところです。
他にも縦に何本がグレーのラインが入っていますが、
これはサイディングのデザインです。
実際シールが打ってあるところは、もう少し広い感覚ですよ^^
壁のつなぎ目だけでなく、サッシ周り、ベランダ周りのシーリングも要注意です。
縦に流れてきた雨が、サッシやベランダで一度水の流れが止まってしまうので、
そこのシール部分が割れてたりめくれていたら、
そこから大量の水が壁内に入り込んでしまいます…;;
サッシ周辺、ベランダ周辺のクロスに水染みがある場合、
まずこのシール部分の劣化を疑った方がいいでしょう。
他にもいろいろと雨水の侵入経路はあるんですが、
壁とサッシの取合いの部分から雨漏りしていることが多いです。
シーリング材は色が限られているので、どうしても色合いが気になる方は
外壁の塗装も一緒に行うことをおススメします^^